感染者の増加に伴い、これまで自分の周りではコロナ患者さんは誰もいないという方がほとんどでしたが、この夏以降は残念ながら、かなり身近な感染症になってきてしまいました。
周囲でコロナ患者さんが出てしまった場合、まず自分はどうしたらいいかをお伝えしておきますね。
まずは自分が感染している確率が高いかどうかです。濃厚接触者かどうかということになりますが、まず同居家族は間違いなく濃厚接触者になります。同じ会社の人、同じ学校の人などの場合は、その人との接触があるかないか、手の届く距離でマスクなしで15分以上話をしている場合はうつっているかもと考えてください。多くは一緒に食事をしたり、体の接触があるスポーツ、歌唱しない限りそういった状況にはならないと思います。
濃厚接触まではないかなといった場合でも、少し心配な方は接触の心当たりがあってから一週間は、自分の体調としっかり向き合っていてください。逆に一週間が経過して大丈夫ならあまり神経質になりすぎてもいけないので、そこからは気にしすぎないようにしましょう。
濃厚接触者に当たる場合は、いずれにせよ10日間は自己隔離となります。慌てて検査を受けてもあまり意味はありません。すぐのときには陰性でも、潜伏期を経て一週間後に発症(=陽性になる)するかもしれないので、症状がない場合は感染者と最後に接触してから一週間後を目安に、PCR検査を受けていただくのがいいと思います。もちろん症状が出てしまったら、すぐに検査を受けます。
最後に一つ、お子さんが発熱した時は、だいぶ20歳以下への流行も拡大してきているので、祖父母(特にワクチンを打っていないとしたら)のところにはできるだけ預けないようにしましょう。