数日前のこと、8時40分ごろでしょうか、みんなで掃除や準備をしているときに一本の電話がかかってきました。
”こんな寒いところに患者を並ばせて、早く開けてあげなさいよ”というお叱りの電話でした。ひとこと言ってすぐに切れたとのことです。
今は表玄関に朝は8時50分、昼は1時55分に診療所を開けますと明記しています。スタッフ皆で相談し、私が決めたことですが、この電話でもう一度考えさせられました。
朝早くから並ばれている方を見て、気の毒に感じる気持ちはもちろんあります。
けれど、その日によって今日は多めに並んでいるから、早く開けたりというあいまいなことをしてしまうと、50分のつもりで来た方には”なんだ、早く開けてくれるならもっと早く来ればよかった”と思ってしまうのではないでしょうか?8時ごろから番号札を表に出しておきとってもらうことにするのもいいかもしれませんが、次は番号札取りの行列になりはしないか?ということも考えられます。
早めに待合室に患者さんが入ってしまうことで、診療所内の掃除や準備などが集中してできなくなってしまうというデメリットもあります。
50分にあけて、9時に診察室に患者さんを呼べなかったことはこれまでありません。診療所の清潔さが自慢です。
早くかかって帰りたいのは誰でもあると思いますが、診療が始まるのは9時、そこから逆算して、スタッフの負担も最小限に、患者さん皆さんに公平にということで考えています。
もちろん雪が降ったり特殊な天気の日には、早めに入っていただきますが、そうでないときにはこれまで通りにしようと決めました。
いろいろなご意見もあろうかと思いますが、どうかご了承いただけると幸いです。