コロナ感染者の数、一旦ピークを超えだいぶ落ち着いてきましたね。年が明けてから、実は今が一番ホッとしている私です。
1、2月はまだ感染者数の数は少なかったですが、検査してないからみつかっていないだけなんじゃないかと疑っていたので、不安で悶々としていました。3月いよいよ足どりが追えない患者さんの割合が増えてきて、下旬は焦り、無力感に苛まれていました。早いうちから検査やクラスターを追うシステムができている韓国が心底羨ましかったです。
そして約2ヶ月、みんなでそれぞれ我慢しましたよね!!
医療従事者としては、地区の検査体制も整いつつありますし、今は接触歴がある人はほとんどいないので風邪症状で受診される方でさえ、ごくわずかです。こんなわけでやっと少し気持ちにゆとり出てきたといったところです。
これから、緊急事態宣言が解除され少しずつ経済活動が戻っていくにあたり、絶対にまた増えてくると思いますので、第二波に対して気持ちを作っておきます!!
昨夜のNHKの番組で、スマホアプリで自分が感染者と一定時間以上近くにいたら、濃厚接触者ですよとアラートが届くというものが開発できたとやっていました。ご覧になった方も多いのではないかと思います。これはBluetoothで接近した人を捉え、個人を特定しない(いつどこで誰からうつったかはわからない)形で提供され、プライバシーは極力保たれることになるそうです。これが提供されることになったら、自分も絶対入れておきたいアプリだと思いました。
この先うまくいけば徐々に外出規制が緩和され、出かければ必ず見ず知らずの人ともそれなりの時間、近接して過ごすことになりますよね。その外出が怪しかったのかどうか、しばらくしたらアラートが届くようなシステムがあったらどうでしょう。アラートが来れば、自ら自己隔離を開始し、体調管理を徹底します。このステップができてこそこのアプリの価値があります!
私自身も、先々電車に乗って東京に行き、学会に参加したり、美術館、お芝居、買い物を楽しんだり、食事したり出来るようになるかしら、、、、。もしアラートがきたら診療所には降りて行かず、自宅に電子カルテをつなぎ、テレビ電話を介して患者さんとやり取りをし診療に当たるのもアリかと思います。外出時に元気だった人が症状を出して診断されるまでは一週間くらいかかると思うので、接触からアラートが来るまでのタイムラグを考えたら、3日くらい体調を見てなんでもなければOKかな。体調が悪くなった時にはコロナ検査を受けることになりますね。は〜、想像(妄想)すると、診療などやはりかなりやっかいなことではありそうですね。自分自身は外出自粛を解くのはみなさんの中で一番最後にしよう。
逆に医者としてのメリットとしては、風邪患者さんからもアラートが出ているのでと言われれば、コロナ検査を行うかどうか判断する指標の一つとして使えると思います。
このアプリは、できるだけ多くの人が入れてこそ、一人一人がアラートをうまく活用してこそ!生きてくるものなので、ぜひ周りの方には勧めたいと思います。