よしば番号表示システム、発展途上中です。

すでにご覧になった方もいらっしゃると思いますが、
10月中旬から、院内と患者さんのスマホに飛ぶ番号表示を始めました。

昨日午後は患者さんでごった返しており、
途中外出していた患者さんが戻ってこれないのをきっかけに
外出したまま順番に戻ってこられない患者さんが続出し
だいぶグダグダになってしまいました。
スマホを見ながら駐車場で順番待ちをしていたが、自分より前の番号の人が残っていたのでまだ呼ばれてないと思っていた。という方が何名もいらっしゃり、
スマホには今呼ばれている人の番号が出ないので、わかりにくかったかなと思いました。
これまでは、およびしてもいなかった方の分は番号を再表示させていましたが、
このような話を受け、番号は消したままとし、後で呼ぶときにのみ表示させるようにしてみようと思います。
また、スマホに現在診療中の方の番号も表示していただけるよう、交渉中です。

なれないハイテク機械でまだ使いこなし途上ですが、試行錯誤で頑張りますので温かい目で見てやってください。

またほかの方の迷惑にもなりますので、(そんな方はいないことを祈りますが)番号だけ取って最後で来ようというやり方は厳重に慎んでくださいますようお願いします。それをやられてしまうとこのシステムは破綻してしまいます。ご協力をお願いします。

これから冬にかけてどうしても診療所が混み合い、ご迷惑をおかけしますが、
できるだけ皆さんに気持ちよく、公平にお待ちいただけるようスタッフ一同考えておりますので、よろしくお願いします。

インフルエンザワクチンの効果はいかに?

今回、クローバーだよりにも載せたのですが、ワクチンの予防効果についての私見をまとめさせていただきましたので、よかったら読んでくださいね。

以下は8月30日の毎日新聞に載った、子供に対してのワクチン効果の記事です。 “インフルエンザのワクチンを接種しても、6-11カ月の乳児と13-15歳の子どもには、発症防止効果がないとの研究成果を、慶応大などの研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。”  この記事をぱっとみて、今年はワクチン接種はしなくてもいいかなと思われた親御さんも多いと思います。これまでも一歳未満の赤ちゃんにはこのワクチンで抗体を作れる力が少ないので、積極的には接種をお勧めしていませんでしたが、13-15歳の発症防止効果がないというのは私にとってもびっくりでした。

以前からインフルエンザワクチンは、発症予防の効果は低く、主に重症化阻止効果をうたわれてきたワクチンです。特にB型は一種類しか入っていないので、予想が外れるケースも多く、感染力がやや低いにもかかわらず最近はシーズン後半に必ずと言っていいほど流行していました。  実は、今年からB型ワクチンが二種類はいることになり、B型インフルエンザの予防効果が高まります。これによりシーズン後半の流行はだいぶ落ち着くのではないかと考えられています

ここからは私の考えです。 重症化予防の観点から必ず打っていただきたい年齢層の方をまずお伝えします。1~4歳のお子さんはインフルエンザ脳症の発症リスクが高いので必ず二回接種をお勧めします。また75歳以上の方も肺炎の発症リスクが高いので接種をおすすめします。 それ以外の年齢の方は、命にかかわる合併症を発症するリスクは低いですが、集団生活をする人(重要度:園児、低学年の学童>中高学年学童>中高生、大学生)、大人では医療、介護関係者、人と接する機会の多い職種の方(営業、接客担当、教職員など)は、流行拡大防止の点から、是非打っていただきたいと思います。  ここまでは例年と同じですが、問題となるのは主に受験を控えた中学3年生でしょう。効果がないといわれ少し難しくなりますが、どうしてもかかりたくないのは今年も同じ、不活化ワクチンの予防接種は一回目がホップステップ、二回目がジャンプとなり、複数回接種することでしっかり抗体がついてきます。一回接種でいい年齢ではありますが、抗体が付きにくいので小学生以下のお子さんと同じく二回打っていただくといいのではないかと思います。