今年に入ってから3月までの死亡数少なめです。

昨日、厚労省から3月分の人口動態総覧が出ました。
昨年度と比べて、死亡数は1月が1万人減少、2月が2000人減少、3月は170人程度の減少です。速報なので、死因別にはなっていないのですが、1,2月は例年に比べインフルエンザが非常に少なく、おそらく感染症全体が減っていて、それに関連する肺炎などの死亡が少ないのかなと思います。
3月には、減少の割合が減ってきてはいます。死亡数自体は2月とあまり変わっていません。これをどう解釈するか。よしば診療所だけの統計ですが、インフルエンザ患者さん今年3月は0名でしたが、昨年も3名のみで、その前5年の平均80.8名に比べたらずばぬけて少なかったです。なので3月も隠れコロナ死亡者が大勢いたという感じはしないです。
そのころはちゃんとまだ少なかったんですね~。ほっとするとともに、これからの戦いが長く続くのだなあと覚悟した次第です。

非常事態宣言も解除され、これからの動向に気を付けながら少しずつ緩めて生活をしていきたいと思いますが、私が一番腑に落ちて参考にしたいのが京都大学の獣医さんである宮沢孝幸先生の意見です。YouTubeやTwitter、Facebook、関西中心にラジオやテレビでもコメントしてくれている方です。よかったら検索してみてください。
結局、どこがウイルスに触れたとしても、最終的に目、鼻、口から入ってこなければ感染しないんです。直接のしぶきを浴びないこと、手を顔にもっていかないことを徹底的に心がけていきましょう。
感染経路別に考えてみると。。。
メインである飛沫感染、人と接するときには基本的にマスク、自分と相手がダブルでやっていれば、大きなしぶきはお互いのマスクの内側でキャッチできます。どうしてもマスクを外さなければならないのは食事時です。この時はできるだけ向かい合わない、小声でしかしゃべらないを心がけます。
微小な飛沫感染であるエアロゾル感染については、換気で空気の動きを作ってあげれば拡散してしまうのでさほど心配はありません。
接触感染も気にはなりますが、ゼロにまでしなくてもウイルスが感染を成立させることは困難とのことですので、15秒ほどの簡単な手洗いや濡れたハンカチで拭ったりでもかなり有効とのことです。
煩わしいですが、これらを習慣づければおおむね大丈夫です。

前も書きましたが、問題はガチの接触スポーツですね。バスケ、ラグビー、柔道、プロレス、相撲など。検温などで体調をみてというくらいしか予防策はないですよね。いい予防接種が出来上がらない限り、プレーヤーは危険にさらされてしまいます。ワクチンについては全世界で120くらいの開発チームが動いているともいわれますので、期待しています!!

6月学校が再開になりそうです。

今の流れで行くと、6月から学校が再開になりそうですね。うちの息子も高校一年なので、やっと様々な学校生活、人間関係がスタートできると嬉しく感じる一方、感染の可能性がぐんと増えるので心配もしています。

学校内では、体育、実習、部活などはどうするのか、教室内の机の間隔、時差登校などなど、学校の先生たちは様々シミュレーションしていることと思います。若年者は無症候性感染の可能性が高くなるので、家族に体調不良の人がいたら、本人が元気でも感染を広げないためには登園、登校を遠慮するくらいの、厳しめな線引きが必要と思います。学校内で過ごす間、若者である生徒はできるだけ様々な経験をしてほしいと思いますが、特にご年配の先生方は生徒と距離を取るようにし、休み時間には毎回しっかり手洗いをして自分の身を守っていただきたいです。
これまでも学童、保育園は休まずやってくれていますが、クラスター発生の報道はとても少ないですね。赤ちゃんなんてマスクしないでしょうし、隣り合ってギャンギャン泣くこともあると思うのですが、どんな工夫をしているのか知りたいです。

実は、私が心配しているのは、校内でのことより公共交通での通学です。今電車などを利用しているお勤めの人たちは、帰りにちょっと一杯もないですし、車内で喋ることはほとんどないと思います。そのおかげで電車内でのクラスターは発生していないのだろうと思っていますが、学生がこれに混じってくるとどうでしょうか?数名で話をして盛り上がってついつい声が大きくなることもあるのではないでしょうか?普段ならわたしもかつてははしゃいでいた青春時代なのですから、少々うるさくても注意するほどのことではないと思っています。ですがこのご時世、本当にかわいそうなのですが、乗り物内はいわゆる3密になりやすい場なので、マスクは絶対外さず、できるだけ静かに乗車してください!と釘を刺しておきたいのが、母親でもある私の気持ちです。
診療所のブログを読む学生はあんまりいないと思いますが、ぜひそのことは高校生、大学生の皆さんに、考えておいてもらいたいと思います。

濃厚接触者アラートアプリ、早く欲しいです。

コロナ感染者の数、一旦ピークを超えだいぶ落ち着いてきましたね。年が明けてから、実は今が一番ホッとしている私です。
1、2月はまだ感染者数の数は少なかったですが、検査してないからみつかっていないだけなんじゃないかと疑っていたので、不安で悶々としていました。3月いよいよ足どりが追えない患者さんの割合が増えてきて、下旬は焦り、無力感に苛まれていました。早いうちから検査やクラスターを追うシステムができている韓国が心底羨ましかったです。
そして約2ヶ月、みんなでそれぞれ我慢しましたよね!!
医療従事者としては、地区の検査体制も整いつつありますし、今は接触歴がある人はほとんどいないので風邪症状で受診される方でさえ、ごくわずかです。こんなわけでやっと少し気持ちにゆとり出てきたといったところです。

これから、緊急事態宣言が解除され少しずつ経済活動が戻っていくにあたり、絶対にまた増えてくると思いますので、第二波に対して気持ちを作っておきます!!

昨夜のNHKの番組で、スマホアプリで自分が感染者と一定時間以上近くにいたら、濃厚接触者ですよとアラートが届くというものが開発できたとやっていました。ご覧になった方も多いのではないかと思います。これはBluetoothで接近した人を捉え、個人を特定しない(いつどこで誰からうつったかはわからない)形で提供され、プライバシーは極力保たれることになるそうです。これが提供されることになったら、自分も絶対入れておきたいアプリだと思いました。
この先うまくいけば徐々に外出規制が緩和され、出かければ必ず見ず知らずの人ともそれなりの時間、近接して過ごすことになりますよね。その外出が怪しかったのかどうか、しばらくしたらアラートが届くようなシステムがあったらどうでしょう。アラートが来れば、自ら自己隔離を開始し、体調管理を徹底します。このステップができてこそこのアプリの価値があります!
私自身も、先々電車に乗って東京に行き、学会に参加したり、美術館、お芝居、買い物を楽しんだり、食事したり出来るようになるかしら、、、、。もしアラートがきたら診療所には降りて行かず、自宅に電子カルテをつなぎ、テレビ電話を介して患者さんとやり取りをし診療に当たるのもアリかと思います。外出時に元気だった人が症状を出して診断されるまでは一週間くらいかかると思うので、接触からアラートが来るまでのタイムラグを考えたら、3日くらい体調を見てなんでもなければOKかな。体調が悪くなった時にはコロナ検査を受けることになりますね。は〜、想像(妄想)すると、診療などやはりかなりやっかいなことではありそうですね。自分自身は外出自粛を解くのはみなさんの中で一番最後にしよう。
逆に医者としてのメリットとしては、風邪患者さんからもアラートが出ているのでと言われれば、コロナ検査を行うかどうか判断する指標の一つとして使えると思います。
このアプリは、できるだけ多くの人が入れてこそ、一人一人がアラートをうまく活用してこそ!生きてくるものなので、ぜひ周りの方には勧めたいと思います。

各都道府県から、自粛緩和の条件が続々出ています。

自粛期間延長が決まり、感染者の少ない県を中心に自粛緩和の条件を出してきています。埼玉県は、東京に隣接しておりまだまだ南東部の患者さんが多いため、なかなか活動再開は難しいのかもしれませんが、他県の状況を参考にして基準を考えていただけるといいと思います。

医師会の方でも、このあたりは南埼玉郡と北葛飾郡合同で、検査外来をスタートさせる計画があり、本日手あげした施設を対象に講習会が行われる予定です。それなりに人が集まりそうなので、換気やマスク、手指消毒など感染には気をつけないとですね。
こちらがうまく運用できるといいなと思っています。詳細がわかったらまたこちらにあげますね。

マスクの再利用について

4月22日の投稿で、一週間外気に吊るしておけば、洗わずとも再使用OKとお書きしましたが、香港からの論文で、22度の環境下でサージカルマスクの表面に一週間後でも感染力を持つウイルスが検出されたと言うのがありました! なので、その投稿を撤回させていただきます。

使える情報ありがとうと言ってもらえたこともあったので、本当に申し訳ないです。

紙の上でなぜ1日でいなくなるのになぜマスクでは残るのかとか、感染力を持つウイルスの定義がよくわからないのですが、また時間があるときに原文を探して、今日のブログを改訂できたらと思っています。

どうしても替えのマスクがない場合、石鹸水で優しく洗ったり、お持ちの場合はアルコールを吹きかけたりの方が良さそうです。ただ手を加えるとマスクの繊維を変性させ効果が落ちるとも言われているので、これからの時期は7日ローテーションでも間違いはないとは思っています。コロナウイルスは熱に弱いですので。

メジャーなPCR法以外にもコロナの検査はあります

今、テレビでよく言われているコロナの検査、PCR法というのは一気にみなさん馴染みの言葉になったと思います。実はウイルスの検査には、それ以外にもいろいろあります。ご存知のみなさんもおられると思いますが、開発の進捗情報も交えてまとめてみたいと思います。

まずは有名なPCR法。これはウイルスが持つ特有のDNA(理科でやりましたね)を、細胞から取り出して増やし、それを見る方法です。ウイルスを直接見る方法なので、今自分の体の中にいるかいないかがはっきりわかります。検体の取り方は、インフルエンザの時に経験された方も多いと思いますが、患者さんの鼻に綿棒を入れてクリクリしてとる!です。これが今は丸腰でやると医者に感染るということで、完全防備スタイルを準備しないとできません。検査室での手順が複雑で難しいためあんまりいっぱい検査できないのが難点ですが、今いろいろ改良されて、短いものだと1時間ちょっとで結果が出る方法(島津製作所)が開発されています。ここのところ唾液や鼻水でも遜色なく検出できるとちらほら報告が出ています。

次に抗体検査。これはウイルスに感染した時に、その人の体が防御反応をしたぞというのを見る方法です。血液で作られた防御反応の印(=抗体)をみるので、ウイルスを直接見るものではなく間接的にみています。ヒトの体は、症状が出ると一週間くらいで早い抗体(IgM抗体)を作ります。二、三週間すると遅い抗体(IgG抗体)が作られます。IgG抗体は体が回復した後も血液中に残るので、血液をとって調べれば以前にかかっているかどうかをチェックできます。この抗体検査キットは、雨後の筍のように出ています。日本ではクラボウ、ヤマト科学、医学生物学研究所、極東製薬工業などが中国や韓国のキットを発売しています。4月初めに頼んではあるのですがまだまだうちには回ってきません。しかも熱が4日続いた、早速検査しよう!!のタイミングではまだ陽性にはならないので、一般臨床ではあまり活躍できないかもしれません。

現在日本赤十字社で献血を使って、知らないうちに感染が終わっている人がどれくらいいるのか、またいくつかの検査キットの優劣を比較するための検討をしているところです。早ければ5月初めには結果が出るとのことです。アメリカニューヨーク州では3000人に対してこの検査を行っていて4月24日に14%がすでに感染していると発表しています。

長くなってきました。メインの最後は抗原検査です。これはよしば診療所で普段インフルエンザの迅速検査でも使っているキットと同じ原理です。COVID-19の表面にある固有の抗原(目印)にくっつく抗体を作ることで、この抗原+抗体の免疫複合体をトラップして目視で簡単に確認できる検査です。これが一番手っ取り早く臨床で使えるツールだと思いますが、検体採取は鼻クリクリなので、やはり完全防備セットを備えていない一般の診療所では今のところ難しいです。横浜市立大がこのウイルスにくっつく抗体を作ったとのことですし、富士レビオという会社がすでにキットを生産し始めているということです。期待しています!!

そして、おまけのもう一つ、LAMP法という新しい検査もあります。これは栄研化学が開発した方法で、PCR法と同じくウイルスのDNAを検出する方法ですが、より簡単に小さな機械で検査をすることができるのが売りです。長崎大学とキャノンが機械を共同開発しています。

ここまでの内容、読んでいただきありがとうございます。お疲れ様でした。

今研究者の方は猛スピードで開発してくれています。今はまだ、検査結果は偽陽性、偽陰性が多く、完全に信じられるレベルではないと思います。いくつかの検査の組み合わせで正確性を担保すること、今後、精度のいいものが残り裾野に広がってくることを、祈る気持ちで待っています。

今の自粛要請期間は、新しい生活習慣を体に馴染ませる修行期間と考えてはどうでしょうか?

もうすぐゴールデンウイーク。1ヶ月の自粛要請期間も折り返しを過ぎました。
今後の延長の匂いがなんだか漂って来ました。単に延長延長では出口が見えないですよね。

私は今が、コロナに合わせた生活習慣が身につくまでの、修行期間だと考えておきたいです。免許皆伝となれば、特に50歳以上がしっかり実行してくれたら、それだけでほとんど死ぬ人はいなくなるでしょう。100%押さえ込めないかもしれないけど、東京都で感染経路が追えない人の割合が減ってくれば、たとえ外出自粛解除しても抑えられるんじゃないかなと思います。
その必要な生活習慣としては
1.外に行く時には別にサージカルマスクじゃなくてもいいので、鼻、口を覆い隠す。目、鼻、口は触らないようにする。
2.外で食事してもいいけど、口がオープンになってしまっているので、食べてる間はつばが飛ばないように極力静かに。座席は向かい合うより隣合うほうがベター。食べ終わったら再び鼻、口を覆ってから大いに喋っていい
3.外から帰ったら、最初に手を洗う。できれば顔も洗う。

そうしたら、別に会社に働きに行ったっていいし、学校に行ったっていいしショッピングや外食したっていい。ワクチンなり特効薬ができるまで一人一人が実行し続けられれば、私たちの勝ちです!!

人が集まる側も、間隔をあけ、換気ができて定期的に消毒薬で拭き上げれば、濃度の濃いウイルスは存在しなくなります。100%消滅させなくても、感染を起こすような高濃度でなければ大丈夫です。

これら3つは目新しいことでもないので、1、3あたりはもう皆さんだいたいやれているかと思いますが、休校や休業要請が解除になると2が難しい気がします。学校や職場の昼食時なんかはいいコミュニュケーションの場だから、本来和やかに喋りながら食べるものだと思うし、現在うちのスタッフにそうしてもらうよう頼むのは、やっぱり気が引けました。

そしてもっと気の毒なのは、若い人たちが1〜3を実行しようとすると、エネルギーに満ち溢れて発散したいのに、飲み会もできない、ライブやカラオケで騒げない、部活やサークルなどで思い切り運動できないと言うことになります。
仕方ないと思って、この1年みんなしずーかに過ごすのか、もうこの際、ほとんど重症化しない(0.8%)んだから、若者は、その世代の中にいるときは、思いっきりやっちゃうと言うのもありなのかなあ。そして、高齢者と会う時にだけ1〜3を確実にやると言う感じ。そこはまだ私の中でも、混沌としています。

経済も死なず、全体に死者(医療が崩壊して他の病気に手が回らなくなったり、経済が回らなくて自殺しちゃうケースだってある)も少なく。これが理想的な着地点だと思います。

 

よしば職人たちの仕事を披露します。

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こんな、写真ですみません、フェイスシールドがないので、先週の午後、暇な時間にスタッフと内職して作りました。
黙々と大きなシートからカットしていき、見る見るうちに100個くらいハチマキ部分の作り置きができました。緑のほかにもう一色オレンジもありますよ〜。”対コロナ:フェイスシールドの作り方”(医局の先輩がYouTubeに投稿)を参考にさせていただきました。

マスクは在庫にあまり余裕がなかったのですが、何名か善意でくださる方があり、本当に涙が出るほどありがたいです。マスクの型紙をくださる方もいたり。医師会からも少しずついただけています。
今日は学生時代の友人が連絡をくれ、会社の工場で使ってる純エタノールを消毒用に調整して分けてあげると。しばらく会えてないのに、もう本当にいい奴だ〜。
”大変でしょう、頑張って”とか声をかけてもらえると、うう、、、50代ともなると涙腺が弱くなり、メガネの下でぐっと涙をこらえてますよ。応援してくれてる人がいると思うと、やる気が違います。

今の所、オンライン診療は考えていません。

時々患者さんが普段より血圧が高かったりして、どうしてかなと思うと、
”診療所に来るだけで不安です、早く帰りたいです。”
とおっしゃいます。コロナのどんなところが不安ですか?と伺うと、ニュースなどで感染者の数を聞いたりするとすごくドキドキしてしまうとか、院内感染の話題も出ているので、病院にはコロナがうようよしているような気持ちになっているようです。

チームよしばは、風邪の患者さんとの時間をかっちり区切っています。1日何回も院内の消毒を欠かしません。寒い日だって暖房入れながら窓開けてます。そりゃあ、大丈夫なはずの時間帯に、まれにコロナの無症候感染者も混ざっているかもしれません。でもそれは、近所のスーパーに行った時だって一緒ですよね。待合室ではマスクなしで大声で喋っている人はいません。だいたい少し離れて静かに待ってくれています。マスクをしていない方には、院内では不織布と輪ゴムでお手製の少し耳が痛くなる素敵な鼻口隠しをつけていただくことにしました。
満員電車の中でもそうそう広がらなかったのに、この状況で診療所が特に怖いということはないはずです。自信を持って言えます。

理屈ではそうでも、どうしても怖いという人もいますよね。わかります!!
慢性疾患が落ち着いている方で、通院が怖いという方には、疾患の落ち着き具合に応じて長期に処方することには、異論はありません。ただし、受付で処方箋だけもらって帰るということは行なっておりません。オンライン診療でも3ヶ月に一回は通院が必須です。うちは診療間隔を可能な範囲で伸ばしている、我ながら良心的な対応だと思っています。

初診の方に対して、こちらではまず電話で看護師が詳しい問診をとりますが、怪しいかなと思う方には、院内に入らないでもらい、駐車場に出向いて診察しています。こちらのタブレット端末(テレビ電話ができるSkypeというアプリを入れてあります)をタタタッとお渡ししにいって、車内と院内でテレビ電話で診察し、処方することは出来るかもとも思いますが、やっぱり酸素飽和度をとったり、喉を見たりしておきたいです。必要に応じて採血したりなどはやはりオンラインでは無理です。

そんなこんなで、結構迷いましたし時流に反していますが、オンライン診療は導入を見送ることにしたのです。また考えが変わったらこちらでお伝えしますね。

風邪の方にお電話をまずお願いしたい件について

電話をいただく目的は、何と言ってもコロナっぽい人とそうでなさそうな人をあらかじめ大まかに分けたいということです。前情報なしに受診されると、コロナとそうでない人が同じ待合室で過ごしてしまう可能性がありますので、それをなるべく減らしたいと思っています。電話ですのでもちろん診療時間内にいつでもかけてくれて、大丈夫です。ご協力をお願い致します。

基本的な流れとしては、こちらに電話をいただいたら、看護師が折り返しお電話して話を伺います。問診票については、コロナ用の詳細な物を私が作りましたので、それを元に詳しく聞き取りを行い、
1.自宅安静なのか、
2.受診してくださいなのか、
3.感染症センターに連絡してくださいなのか  の振り分けを行います。そして受診であれば、
3-a.院内に入っていいか、
3-b.車や屋外で待ってもらうか   の指示をいたします。
来院いただく時間は、11時以降、17時以降となります。院外で並ぶ場合は、十分な間隔をあけてください。

受診の際には、現時点ではインフルエンザや溶連菌の迅速診断は行なっておりません。詳しい話はあらかじめ伺っているので、診察の上、必要があれば、レントゲン、採血、採尿検査等は普段通り行います。車等で待機の方はこちらから診察に伺います。待合室の窓は、換気のために必ず開けっ放しにしておりますので、まだ肌寒い場合は上着を持ってきてください。また必ず!!マスク着用と入り口での手指消毒をお願いします。