コロナウイルス、軽症例は一般医療機関で

コロナ第3弾になりますが、

いよいよ、軽症例は一般の医療機関で見るようにということになったようです。
まあそうでしょうね。

武漢以外での重症例は稀ですし、肺炎以外の症例は普通に対症療法を行うだけですし。

新しい疾患の扱いは、刻々と更新される情報によって日々変わります。

隔離を決断した時点では、まだ強毒説が否定しきれないため、隔離は英断だったと思います。その瞬間瞬間はその時点で最良の裁量を考えるしかない。私もそれを決断しなければいけない立場になっていたら、同じように最大の水際努力をしないとと思っていたかもと思います。

でもこれから先は、途中で路線変更するのは辻褄が合わないとメンツや体裁にこだわってずるずる隔離を伸ばさない英断も必要になってくるのかなと考えます。

コロナウイルスに関しての私見

先日も第一報で、情報に基づいての私見を書かせていただきましたが、その後また考えたことを書きます。妄想も入っていますので話半分でお読みくださいね。

まずは、今、日本で新型コロナの検査を受けているのは湖北省がらみの方オンリー。まだウイルスは封じ込められているという過程のもと、すごく特別な人にしかやっていません。一方、ここ数日で報道されているフェリーでの感染者の割合からいっても、ウイルスの感染力は強そうですが、病原性はそうでもなさそうという気持ちがさらに強くなりました。そうすると、昨年12月の時点で武漢の医師たちが ”重症化する肺炎が近頃なんだか妙に多くないか?ちょっと詳しく調べないと” と考えつくまでに、すでに結構な数の感染者がいたんじゃないかしらと思えて仕方ないんです。

ふりかえってみれば10年前の新型インフルの時には、診療所レベルでもインフルの簡易検査で時期外れにどんどん陽性者が出たので、すごい勢いで広がっているのが手に取るようにわかりました。新型コロナの今はどうなんでしょうね。実はすでに分かってないだけで、ひょっとしてひょっとすると私達開業医でさえ、すでに新型コロナウイルスによる風邪患者さんを診察している可能性もあるのでは?とさえ考えています。

そこまで妄想したら、ごく一部のフェリーや飛行機の人を見張ったとてあまり意味ははないんじゃないかなあと思ってしまう今日この頃。
見極めるためのアイディアがあります!!検査体制も整ってきたことですし、逆に湖北省への渡航がないのに現在国内で肺炎になっている人の検体を、広く全国から順次集めてチェックするんです。それで何名か陽性者が出たら、それはもう相当広がっているという証拠です。そうなればウイルスの封じ込めはあきらめて水際対策終了、経済活動再開。私達一般市民は恐れすぎることなく、自らの予防には気をつつ新型インフルの時のように一回り嵐が過ぎ去るのを待つことになるでしょう。

今のように、怪しい人を後手後手で検査しても、10日ちょっとずつ閉じ込めなければいけない人が増えるだけですし、この調子ではフォローしきれなくなってくると思うので、上の私の提案、採用して並走してもらえないかしら。

 

新型コロナウイルスについて思うこと色々

肺炎を起こし死者が何名と騒がれていますが、重症化する人が多いウイルスなのでしょうか?

全くの私見ですが、症状が出ないで他にうつす人もいるくらいなので、そんなに凶悪な殺人ウイルスだとは思いません。10年前の新型インフルエンザウイルスよりもすごく重いということはないんじゃないかしら。
ただ、その時と比べて不利なのは、新型コロナウイルスの迅速検査キットやワクチン、治療薬がないので、医療側の根本的な武器がなく、症状に対する治療しかできないので、最終的には患者さんの体力、免疫力にかかっているのでしょう。

もう2、3ヶ月もすれば、中国に渡航もしていないし、戻ってきた人や観光できた人と接触してもいないのに、新型コロナウイルスに感染する人は出てくるような気がします。今は、診療所入り口に、中国からの帰国の方は中に入る前に電話してくださいという張り紙を貼っています。そして疑い症例は保健所に連絡して検体とってチェックすることになってますが、そんなものもほとんど意味がないくらいの状態になるのかも。

うつらないためには、全く普通の風邪と同じ、うがい、手洗い、マスク、換気、人混みをできるだけ避けること。そして体力をつけておくことですね。

そんな中、昨日の政府チャーター便で帰国した人の中で、2名検査を受けず1名は自宅に戻ってしまったという記事を今朝の新聞で読み、え?マジですか?とあっけにとられてしまいました。
あなたがこの時期に中国にいたのは本当にアンラッキーで気の毒なことだと思うけど、検査をうけて自分自身は感染源になることはないってちゃんとわかりたくないですか?
他にもウイルスの抜け道はあって、あなたが検査や一時足止めに協力してくれたとしても感染は広がってしまうかもしれないけど、、、。

そして武漢からの帰国者3/206の確率でウイルスが検出されたと今ラインニュースが届きました。いずれも肺炎は起こしていないようですが、今回帰国者の情報を整理して、日本が有益な情報を世界に発信できるといいなと思います。

 

1月ですが、インフルエンザ落ち着いてきている感じです。

例年今の時期は、毎日10名以上インフルエンザの患者さんが見えますが、

今年は比較的落ち着いていて、先週あたりからむしろ少なくなっています。

暖冬で雨が多いおかげかもしれないですね。冬場ですが、むしろ普段よりのんびりお話ししたりの診療ができるかなと思っています。

私事ですが、子供が高校受験なのでインフルエンザが少ないと安心です。

皆さんの中にも受験生のお子さんやお孫さんなどがいらっしゃる方がいると思います。油断せず外出時はできるだけマスクを着用するよう勧めてくださいね。

インフルエンザ、だいぶ出てきました。

先週末辺りから、まだ3,4名ずつですが連日インフルエンザ患者さんが出ています。

昨年も確か年明けを待たずに出始めていたと記憶していますが、
そろそろ、インフルの臨戦態勢だなと感じています。

高熱(38度台)が経過中に出た方は、必ず受付の際に申し出てください。
インフルエンザが疑われる場合は、待合室ではなく、レントゲン室や処置室、裏玄関などで診察を待っていただきますが、隔離できる場所に限りがあるため、
かなりの患者さんが見られる1月2月あたりは
ご近所の方はいったん帰宅して自宅待機や、
車での受診の方は車中での待機をお願いすることもあります。

ご協力よろしくお願いいたします。

充実の休日でした。

昨日は、午前中曇天の中、宇都宮でのスロージョギングの会に参加しました。こちらは自治医大腎臓内科医局時代にお世話になった安藤先生が主催している楽しく運動して健康を維持するSTECという活動の一環です。このイベントは毎年2回開催しており、ほぼ毎回参加させてもらっています。そのうちこちらでもやろうかしら。今回は筋トレも大切、若い人は10回やったら、高齢者は15-20回やったらもうきついという強度で、こまめに行うことと講話がありました。高齢者は少し軽めの負荷でやるのがポイントなんですね。

これで久喜に帰っておしまいかと思いきや
昨日は、そのあとがむしろメインで、医局の先輩(女性)と怒涛のデートでした!

1.ジョギング上がりに南大門という温泉にはいる
2.宇都宮駅で餃子とラーメンを食べる
(石橋駅で先輩のお姉さんに車で拾ってもらい合流)
3.宇都宮の映画館で”蜜蜂と遠雷”をみる
4.先輩のおうちに少しよらせてもらい
5.壬生のフレンチを食べる(さらにもう一人先輩を交えて)

特にジョギング上がりから餃子までのくだりは、うまいこと映画に間に合うため、超人気アイドルのような分刻みのスケジュールで、やってやったぜ感が半端なかったです。
合計10km歩き、おいしいものも食べ、映画の感想をあーでもないこーでもないとしゃべりあって楽しかったです。

ホルター心電図、はじめました!

なんか、”冷やし中華はじめました!”みたいなノリですが、
24時間心電図を記録し続ける検査ができるようになりました。

時々不整脈や胸痛でチェックしたい方がいて、
そのたびに近隣の循環器の先生方にお世話になっているのですが、
必ずしも疾患を強く疑っているわけではなく、安心のために行っておくケースもあったので、そのような方はこちらでやってあげられれば、患者さんも私たちも楽に行えます。

最近の機械はとても進化していて、サイズも名刺大より小さいし、お風呂に入ってもOK。あまり機械を付けていることを気にせずしっかり寝れます。

今は、健康自慢のスタッフでまず一回りやってみようという話になって
かわるがわるやっているところです。
踊ったり、体をたたいてみたりしてどのくらいぶれるものかも、試してみています。
今のところ問題のある(患者さん)はいないのですが、一番不整脈がたくさん出ているのが、一番の若手メンバー…。全くでないという人はいないですね。

ややおもちゃになっている感もしますが、
これからの診療に、うまく役立てていきたいと思います。

朝晩過ごしやすくなってきました。

夏風邪も落ち着いてきて、外来は慢性疾患の方中心になっています。

暑いときは何をやるもの汗をかいてしまうのでおっくうでしたが
先日から、朝のテレビ体操をやっています。
小学生の頃は何気なくやっていましたが、この年になってみると結構くたびれます。
ですが、おきぬけボーっとしているのが、この10分で少ししゃっきりするような気もして、頑張って続けようと思います。

まだ特定健診を済ませていない方は、この時期に受けていただけるとありがたいです。

ピロリ抗体、見てみてください。

ピロリ菌が、胃がんの主な原因になることは皆さんご存知でしょうか?

1.がん健診や人間ドックで、慢性胃炎、萎縮性胃炎と書かれた方

2.胃潰瘍や十二指腸潰瘍を起こしたことがある方

これらのかたは、必ず、一度ピロリ抗体検査を受けていただくようお勧めします。
かかりつけの方には、こちらで上記に気が付いたときには、できるだけもれなく確認するようにしていますが、もしまだ受けていないという方がいたら、診察の時におっしゃってください。
また普段あまり病院に行かない方は、せっかく受けた人間ドックの結果を、そのままに放置している場合もあるのではないでしょうか?

ピロリ抗体は採血検査で簡単にわかります。

陽性だった場合、ピロリ菌の除菌とその後の成否確認も比較的簡単にできますので、是非やっていただくといいと思います。

夏風邪の手足口病、ヘルパンギーナだいぶ増えてきました。

梅雨寒で、どんよりした天気が続いていますが、
夏風邪はだいぶ増えてきています。

ヘルパンギーナと手足口病は、高めの熱が出て、のどちんこの周りにぷつぷつができて赤くなります。
小さなお子さんは、のどが痛いことを周りに伝えられないので、
食べさせると機嫌が悪い、食べたら吐いてしまう、よだれをたらしているなどが、のどが痛いときのサインです。
わがままで食べないわけではないので、叱らないでください。

診断は、特徴的なのどの所見、回りでの流行状況などで比較的簡単です。
ただ、これといった特効薬はありません。
ホームケアとして、口当たりのいいもので少しずつ食べさせてください。食の細いお子さんだと、高熱も相まって脱水になると厄介です。水分だけでもしっかり取りましょう。

それほど合併症が出ない軽い風邪なので、高い熱でも比較的元気はあると思います。
ホームケアで乗り切っていきましょう。